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「Hermes Agentって最近よく聞くけど、結局なに?」「OpenClawとどう違うの?」「Claude CodeやCodexから乗り換える価値はある?」――2026年に入ってAIエージェント業界に新しい選択肢として現れた Hermes Agent に、こんな疑問を持って検索した方も多いのではないでしょうか。
Hermes Agent は、ひとことで言うと 「使えば使うほど賢くなる、オープンソースの自己進化型AIエージェント」です。AI研究コミュニティ Nous Research が2026年2月にリリースし、わずか数か月で OpenClawの最大のライバル として急浮上しています。
本記事では、Hermes Agentの正体・仕組み・OpenClawとの違い・Claude Code/Codexとの比較・始め方・コスト戦略まで、初心者にも追える順序でやさしく完全解説します。
- Hermes Agent(ヘルメス・エージェント)の正体・読み方・基本情報
- 「使うほど賢くなる」永続メモリの仕組み(MEMORY.md/3層構造)
- OpenClawとの違いを徹底比較
- Claude Code・Codexとの位置関係(AIエージェント4強比較)
- インストール手順とコスト戦略(月$5〜で動く)
- マルチプラットフォーム連携(Telegram / Discord / Slack)
- どんな人におすすめか
- Hermes Agent は Nous Research が2026年2月にリリースしたオープンソースの自己進化型AIエージェント
- 最大の特徴は「使うほど賢くなる」永続メモリ(MEMORY.md/FTS5検索/nudgeリマインドの3層構造)
- 月$5のVPS+Kimi K2.6などで日次$3レベルの格安運用が可能、OpenClaw+Claudeの30分の1コストで動く
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|---|
Hermes Agentとは?──まず3分でわかる全体像
「使うほど賢くなる」を本気で実装したオープンソースAIエージェント
一言でいうと「自己進化するオープンソースAIエージェント」
Hermes Agent(ヘルメス・エージェント)は、AI研究コミュニティNous Researchが2026年2月にリリースしたオープンソースの自律型AIエージェントです。(Hermesは、ギリシャ神話の神(ヘルメス)に由来し、英語読みで「ハーミーズ」と発音されることが多いです。)
「AIエージェント」と聞くとClaude CodeやCodexを思い浮かべる方が多いと思いますが、Hermesはそれらと明確に異なる思想を持っています。Claude Codeなどが「コードを書く相棒」「便利なアシスタント」を目指すのに対し、Hermesは「あなた専属の、使うほど賢くなる相棒」を目指して作られています。
Hermes Agentの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | Nous Research(AI研究コミュニティ) |
| 読み方 | ヘルメス・エージェント |
| リリース | 2026年2月 |
| ライセンス | オープンソース(自前サーバーで動かせる) |
| 対応OS | Linux / macOS / WSL2 / Android(Termux) |
| 必要LLM | コンテキスト長 64K以上のモデル(モデル非依存) |
| 公式 | hermes-agent.nousresearch.com |
| GitHub | NousResearch/hermes-agent |
Hermesの3つの特徴
ほかのAIエージェントとの決定的な違いは次の3点です。
- 永続メモリ:使うたびに学んだことを
MEMORY.mdというMarkdownファイルに蓄積する - モデル非依存:Claude / GPT / Kimi / Qwen / Llamaなど好きなLLMを切り替えて使える
- マルチプラットフォーム:Telegram / Discord / Slack / WhatsApp / Signal / CLI のどこからでも呼び出せる
たとえるなら、Claude Codeが「呼べば来る派遣エンジニア」だとすれば、Hermesは「あなたの指示を覚えて成長する社員エージェント」のようなイメージです。
Hermesが「使うほど賢くなる」仕組み
MEMORY.mdに人間が読めるMarkdownで知識が蓄積される
Hermes Agent最大の特徴である「自己進化」の仕組みを掘り下げます。
永続メモリ(MEMORY.md)とは
Claude CodeやCodexは、基本的に会話セッションが終わると記憶がリセットされます。次に話しかけたときには、また最初から状況を説明する必要がある。
Hermesはこれを根本から変えました。会話のたびに学んだことを ~/.hermes/MEMORY.md というMarkdownファイルに自動で書き溜めていきます。
たとえばあなたが「うちのプロジェクトはNext.js + Supabaseで、データベース名はprod_dbだよ」と一度教えると、Hermesはそれを MEMORY.md に書き込みます。次のセッションでは、もう説明する必要がない――勝手にそれを参照して動きます。
3層メモリ構造
Hermesのメモリは単なる「メモ書き」ではなく、3層構造で設計されています。
| レイヤー | 内容 | 用途 |
|---|---|---|
| 永続ノート | MEMORY.md(人間も読めるMarkdown) | プロジェクト前提・好み・繰り返しタスク |
| FTS5セッション検索 | 過去の会話履歴をフルテキスト検索 | 「あの時こうしたな」を高速で引き出す |
| nudge_interval | 定期リマインド | 重要事項の保存忘れ防止 |
特に注目なのは「nudge_interval(ナッジ・インターバル)」で、これは「書き忘れを防ぐための仕組み」です。OpenClawなどは「モデルが書きたいときだけ書く」リアクティブ式ですが、Hermesは「定期的に保存しろ」と促すことで知識の取りこぼしを防いでいます。
MEMORY.mdは人間が編集できる
ここが地味に重要なポイントで、MEMORY.md はただのMarkdownファイルなので、人間が直接編集できます。
- 「この情報は古いから消したい」 → エディタで開いて削除
- 「この使い方を強調しておきたい」 → 太字や箇条書きで整える
- 「チームで共有したい」 → そのままGitリポジトリにコミット
「AIに学習させた知識を、人間が直接コントロールできる」という透明性は、Claude CodeやCodexにはない大きな強みです。
自己進化の例
実際の使用例を見ると、自己進化の威力がわかります。
- 1日目:「TypeScriptの型エラーを修正して」と頼むと、毎回プロジェクト構造を確認してから動く
- 1週間後:プロジェクトの型定義の慣習をMEMORY.mdに記録済みで、確認なしで的確に修正
- 1ヶ月後:あなたの命名規則・テスト方針・PRの書き方まで覚えていて、新人エンジニアより詳しい状態に
これが「使うほど賢くなる」の実体です。
2026年5月時点の最新動向
Nous ResearchがOpenAIに対抗する”オープンソースエージェント陣営”の本命
Nous Researchとは
Nous Research は、Hermes 3などで名を馳せたAI研究コミュニティです。OpenAIやAnthropicのような商業企業と異なり、「オープンウェイト・オープンソース」にこだわって活動している点が特徴です。
Hermes Agentはその思想の延長線上に作られており、「ローカルで動かせる」「データを外に出さない」「特定企業にロックインされない」という価値観を強く打ち出しています。
Hermes 3 / Hermes Agent の関係
「Hermes 3」と「Hermes Agent」は別物です。整理すると:
| 名前 | 区分 | 内容 |
|---|---|---|
| Hermes 3 | LLMモデル | Llama 3.1 をファインチューニングしたオープンウェイトモデル |
| Hermes Agent | エージェントフレームワーク | LLMを動かすエージェント本体(モデル非依存) |
Hermes AgentはHermes 3を使うこともできますが、Claude / GPT / Kimi / Qwen / Llama など好きなモデルを差し替え可能な「中立的なエージェント」として設計されています。
急成長の背景
2026年に入ってからHermes Agentが急成長している背景は3つあります。
- OpenClawのコスト問題:OpenClawは便利だがClaude Sonnetを大量に使うため日次$50〜$100が当たり前。Hermesなら月$10〜$20で済む
- Codex/Claude Codeのクラウドロックイン:OpenAI/Anthropic依存への不安が広がる中、ローカル完結のHermesが安心感を提供
- agentskills.io標準化:Hermesが採用する「再利用可能スキル」の業界標準が広がりつつある
v0.13.0「Tenacity Release」(2026.5.7)の主要アップデート
2026年5月7日にリリースされた最新版v0.13.0「Tenacity Release」では、エージェントとしての完成度が一段引き上がりました。要点は次の5つです。
- /goalコマンド追加:「目標を達成するまで諦めずにループする」Ralph loop型のコマンド。AIが自律的に再試行する
- Kanbanマルチエージェントの再構築:複数エージェントがタスクボード上でタスクを取り合い、並列で進められる仕組みが大幅刷新
- セキュリティ強化:P0の重要修正8件、機密情報のredaction(マスキング)がデフォルトでON
- Google Chat連携対応:これで連携プラットフォームは20個に到達
- 新スキル6種追加:Shopify/here.now/shop-app/Anthropic financial-services/kanban-video-orchestrator/searxng-search

/goalで「諦めないAI」、Kanbanで「並列で動くAI」。エージェントとしての地力が上がっています。
Hermes Agentで何ができる?
「コーディング相棒」を超えて、生活全般を任せられる秘書役
Hermes Agentができることは、Claude Codeなどよりも幅広いです。代表的な10ユースケースを紹介します。
| # | ユースケース | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | コーディング | バグ修正・リファクタ・PR作成 |
| 2 | リサーチ | Web検索→要約→ノート保存 |
| 3 | スケジュール管理 | 予定の記憶と通知 |
| 4 | 日次振り返り | 1日の作業をMEMORY.mdに自動記録 |
| 5 | Telegram/Discord連携 | スマホからチャットでタスク依頼 |
| 6 | サーバー監視 | 自前サーバーの異常を検知して通知 |
| 7 | スクリプト自動化 | cronと組み合わせた定期処理 |
| 8 | 知識蓄積 | 読んだ記事・論文の要点を永続保存 |
| 9 | プロジェクト管理 | TODO・進捗・優先度を継続トラッキング |
| 10 | パーソナライズ | あなたの好み・癖を覚えて先回り提案 |
特に強いのは 3〜10 で、Claude CodeやCodexが苦手な「継続的な秘書業務」を担えるのが大きな差です。
OpenClawとHermes Agentの違い
OpenClaw=接続性、Hermes=認知
ここがHermes Agentを理解する上で一番重要なポイントです。OpenClawとHermesは、思想がまったく違います。
思想の根本的な違い
| 観点 | OpenClaw | Hermes Agent |
|---|---|---|
| 哲学 | 接続性(connectivity) | 認知(cognition) |
| 一言 | あらゆるサービスに繋ぐ | 使うほど賢くなる |
| メモリ | リアクティブ(書きたい時だけ) | システマチック(書き忘れない) |
| セッション | 1つの長いセッション | 毎回フレッシュな新セッション |
| 強み | 100以上のMCP連携 | 永続メモリ+モデル非依存 |
| 弱み | コストが高い | MCP連携は控えめ |
セッション管理の違い
これは実用上の差が大きい部分です。
- OpenClaw:1つの長いセッションを継続。人間のように「ずっと記憶している」感覚で動く
- Hermes:Claude Codeと同じく、新しいチャットを始めるたびに クリーンなセッション が立ち上がる。ただし
MEMORY.mdから知識を引っ張ってくるので「初対面ではない」感じで動く
OpenClawは「長期記憶を頭の中に保持し続ける」モデル、Hermesは「毎回プロフィールを参照する」モデルです。
コストの違いが衝撃的
実用面で最大の違いがコストです。
- OpenClaw + Claude Sonnet:日次$50〜$100の運用例が報告されている
- Hermes Agent + Kimi K2.6:日次$3前後で運用可能(実例ベース)
なんと30分の1のコスト。これはHermesが「モデル非依存」で、Kimi/Qwen/Llama などの安価なモデルとの組み合わせが容易だからです。
信頼性
複数の運用報告で「Hermesの方が安定して動く」という声が多いです。OpenClawは便利な反面、長時間セッションでの破綻や謎の停止が発生することがありますが、Hermesは毎回フレッシュなセッションのためクラッシュからの復帰が早いという利点があります。
OpenClawとの詳細比較は別記事でも解説しています。
Claude Code・Codexとの違い──AIエージェント4強比較
コーディング特化ならClaude Code、開発全般ならCodex、永続メモリで秘書化ならHermes
2026年5月時点で、個人向けAIエージェントの代表格はClaude Code・Codex・OpenClaw・Hermes Agentの4つです。
4ツール比較表
| 観点 | Hermes Agent | OpenClaw | Claude Code | Codex |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | Nous Research | OpenClaw | Anthropic | OpenAI |
| ライセンス | オープンソース | オープンソース | プロプラ | プロプラ |
| 思想 | 永続メモリ・自己進化 | 接続性・MCP連携 | コーディング特化 | 開発全般エージェント |
| 主形態 | CLI / TUI / マルチPF | CLI | CLI / IDE | CLI / IDE / Web / アプリ |
| モデル | 非依存(自由) | Claude推奨 | Claude固定 | GPT固定 |
| 永続メモリ | ◎ MEMORY.md | △ コンテキスト依存 | △ プロジェクト単位 | ○ 永続Goal |
| MCP対応 | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
| コスト感 | 月$5〜$30 | 月$50〜$300 | $20〜 | $20〜 |
| 学習曲線 | 中 | 中 | 低 | 低 |
それぞれが向いているケース
- 自前のVPSやサーバーで動かしたい
- データを外に出したくない
- 月のAIコストを抑えたい
- パーソナライズされた秘書役が欲しい
- Telegram / Discord等から呼び出したい
- 100以上のサービスとMCP連携したい
- コストを気にせず最高品質を使いたい
- 「ずっと覚えている」連続セッションが好き
- Claude Code:純粋にコーディング作業を任せたい、Anthropicモデル派
- Codex:すでにChatGPT Plus/Pro契約者、ブラウザ操作も使いたい
なお、Codex単体記事も別途用意しています。
Hermes Agentのインストールと初期設定
curl 1行・2分で動く
Hermes Agentのインストールは驚くほど簡単です。流れは 5ステップ。各ステップの詳細はその下のコードや表で補足します。
- 1システム要件を確認
macOS / Linux / Windows(WSL2) / Android(Termux)に対応。メモリ4GB以上+ネット接続でOK。
- 2インストールコマンドを実行
1行のcurlで依存関係・リポジトリ・仮想環境・
hermesコマンドが全自動セットアップされます。 - 3LLMプロバイダーを設定
hermes setupで対話形式のウィザードが起動。プロバイダー・APIキー・モデル・コンテキスト長を選ぶだけ。 - 4起動
hermesでチャットモード、hermes --tuiでテキストUIモードが立ち上がります。 - 5動作確認とMEMORY.md
適当な質問を投げてみて、
~/.hermes/MEMORY.mdに学習結果が蓄積されていけば成功です。
インストールコマンド
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/NousResearch/hermes-agent/main/scripts/install.sh | bash
このコマンド1行で、Python・Node.js・ripgrep・ffmpeg などの依存関係、リポジトリのクローン、仮想環境、グローバルhermesコマンドがすべて自動セットアップされます。
セットアップ後の初回起動
hermes setup # プロバイダー選択
hermes # チャットモード起動
hermes --tui # テキストUIで起動
初回はhermes setupで必ずプロバイダー設定を済ませてから、hermesを叩いて起動してください。
おまけ:GUIで触りたい人向け
「ターミナルはちょっと…」という人向けに、コミュニティ製のGUIアプリがGitHubで公開されています。たとえばfathah/hermes-desktopやHermes Workspaceなど。
ただしあくまで非公式・実験的で、動作が不安定だったり最新バージョンに追従していないこともあります。本気で使うならTUI(hermes --tui)が現状ベストです。Nous Research公式の「Hermes Desktop」もComing Soonとして予告されており、こちらが出れば本命になりそうです。



GUIは「おまけ」、本命はhermes --tui。公式デスクトップ版を待つのが安全です。
対応モデルとコスト戦略
Hermesの真価は「安いモデルとの組み合わせ」で出る
Hermes Agentがコスト面で他ツールを大きく引き離せる最大の理由は、モデル非依存です。
推奨モデルとコスト目安
| モデル | プロバイダ | 特徴 | コスト感 |
|---|---|---|---|
| Kimi K2.6 | Moonshot | 安価で高品質、コンテキスト長◎ | 日次$2〜$5 |
| Qwen 2.5 | Alibaba | オープンウェイト、ローカル動作可 | ローカルなら$0 |
| Llama 3.3 / Hermes 3 | Meta / Nous | オープンウェイト | ローカルなら$0 |
| Claude Sonnet 4.5 | Anthropic | 最高品質 | 日次$30〜$100 |
| GPT-5.5 | OpenAI | 最高知能 | 日次$30〜$100 |
| Mistral / Together各種 | 各社 | コスパ重視 | 日次$5〜$15 |
必須要件:コンテキスト長 64K以上
Hermes Agentはコンテキスト長64K以上のモデルが必須要件です。これは MEMORY.md の参照や FTS5 検索結果を載せるために必要なスペース。古いモデルや極小コンテキストモデルは起動時に弾かれます。
おすすめ運用パターン
実例ベースで、コスト別の運用パターンを紹介します。
- VPS:月$5(さくらVPS等)
- LLM:Kimi K2.6 月$5前後
- 用途:日常のメモ・スケジュール管理・軽いコーディング補助
- VPS:月$10
- LLM:OpenRouterで複数モデル併用
- 用途:本格的な開発支援+秘書業務
- VPS:月$20
- LLM:Claude Sonnet 4.5 + Kimi K2.6 切り替え
- 用途:プロジェクト全体のリード役
OpenClaw + Claudeで月$1,500〜$3,000かかっていた人が、Hermes + Kimi で月$30台に圧縮した実例も報告されています。
マルチプラットフォーム連携
スマホからもチャットアプリからもHermesを呼び出せる
Hermes Agentは「単一のゲートウェイプロセス」を通じて、複数のチャットプラットフォームから呼び出せます。
対応プラットフォーム
- Telegram(最も人気)
- Discord
- Slack
- Signal
- CLI(ターミナル)
- TUI(テキストUI)
実用シーン
- 通勤中の電車内:Telegramで「明日のミーティング資料の素案を作って」と指示
- チームのSlack:Slackチャネルにbot常駐させて、誰でも質問できる
- 家族とのDiscord:Discordでレシピや旅行計画の相談
- セキュリティ重視:Signalで機密情報を含む相談
セットアップの簡単さ
これらのプラットフォーム連携も hermes setup の対話でAPIトークンを入れるだけで繋がります。複雑な設定ファイルの編集は不要です。
Hermes Agentのメリット・デメリット
強さは「自由とコスト」、弱さは「セットアップの心得が要る」
- 使うほど賢くなる:MEMORY.mdで知識が永続蓄積、本物のパーソナライズが可能
- モデル非依存:好きなLLMを使える=コストを最大30分の1にできる
- ローカル完結:データを外に出さず、テレメトリも一切なし
- マルチプラットフォーム:Telegram / Discord / Slack 等から呼び出せる
- オープンソース:完全に透明、改造も自由
- セットアップに前提知識が要る:CLIに慣れていない人にはハードル
- MCP連携はOpenClawより控えめ:100以上のサービス連携なら OpenClaw が上
- モデル選定の手間:自由ゆえに「どのモデルを使うか」を自分で決める必要あり
- TUIの見た目はシンプル:派手なGUIを好む人には地味
- 日本語UIは限定的:ドキュメントや一部メッセージは英語
「自由・透明・低コスト」を取るか、「手厚い連携・GUI」を取るか。Hermesは前者を強烈に取りに行くツールです。
どんな人におすすめ?
「自分専用の、長期で育てる相棒」が欲しい人に最適
具体的には次のような人にハマります。
- 自分のプロジェクトの前提を覚えてくれる秘書が欲しい
- 月のAIコストは抑えたい
- VPS運用は得意
- 機密情報を含むプロジェクトを抱えている
- セキュリティ要件が厳しい
- ローカル完結が安心
- すでにOpenClaw / Claude Code でコストが膨らんでいる
- 同じ品質を1/30の価格で実現したい
- モデル切り替えで最適化したい
- スマホからもAIを呼びたい
- TelegramやDiscordをよく使う
- 複数デバイスから一貫したアシスタントが欲しい
逆に、「とにかく簡単に始めたい」「GUIが必須」「OpenAIエコシステムから出たくない」という人には、Codex や Claude Code が向いています。
よくある質問(FAQ)
Hermes Agentは何と読む?
「ヘルメス・エージェント」と読みます。Hermes はギリシャ神話の神(ヘルメス)から取られていますが、英語ではヘルメスと発音されます。
Hermes 3とは違うの?
違います。「Hermes 3」はNous Researchが開発したLLMモデル、「Hermes Agent」はエージェントフレームワーク(LLMを動かす本体)です。Hermes AgentはHermes 3を使うこともできますが、Claude / GPT / Kimi など他のモデルでも動きます。
完全無料で使える?
ツール本体(Hermes Agent)は無料・オープンソースです。ただし呼び出すLLMには通常API料金が発生します。ローカルで Llama や Qwen を動かせば完全無料運用も可能ですが、性能とのトレードオフがあります。
Windows ネイティブで動く?
WSL2経由で動きます。Windows ネイティブの完全対応はまだですが、WSL2であればLinux環境として問題なく利用できます。
MEMORY.mdが大きくなりすぎたら?
人間が手で編集して整理すればOK。または、hermes コマンドの中で「過去のMEMORY.mdを要約して整理して」と指示すれば、自動で整理してくれます。
商用利用OK?
OKです。オープンソースなので商用利用可。ただし呼び出すLLMの利用規約は別途確認が必要です。
OpenClawから乗り換える価値ある?
コストを下げたい人には大きいです。月$1,500の運用が月$30台になった実例もあります。一方、OpenClawの100以上のMCP連携が必須の人は併用も検討してください。
まとめ|Hermes Agentは「自分専用の知能」を育てるツール
- Hermes AgentはNous Researchが2026年2月にリリースしたオープンソースの自己進化型AIエージェント
- 最大の特徴はMEMORY.mdによる永続メモリ=使うほど賢くなる
- OpenClawは接続性、Hermesは認知に振った、思想の異なるライバル関係
- モデル非依存でKimi K2.6などの安価モデルと組み合わせるとOpenClawの30分の1コストに
- curl 1行・2分でインストール、TelegramからもDiscordからも呼び出せる
- 「自分専用の、長期で育てるAI」が欲しい人にハマる
「AIエージェントを使い始めたい」「OpenClawの料金が気になる」「Claude CodeやCodexの記憶のなさにイライラしている」という人は、ぜひ一度Hermes Agentを試してみてください。1ヶ月使うと、もう手放せない相棒に育っていることに気づくはずです。
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参考リンク(一次ソース)
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